検品目線で厳しくジャッジ!きれいに仕上がるデザインのコツ
問題が起こりにくいデザインはどんなもの?
お客様のイメージをベストなかたちで再現するために
シリコンリストバンド(ラバーバンド)にも、「きれいに仕上がりやすいデザイン」と「作るのが難しいデザイン」があることをご存じでしょうか?
たくさんのお客様のデザインをお預かりするロケットリストバンドでは、イメージ通りのデザインを可能な限りきれいに再現するために、次のようなご提案をすることがあります。
本体色は「はっきりした色」や「パステルカラー」がおすすめ
まず、リストバンドの本体色は、白やアイボリーなどの白っぽいものよりも、赤、青、黒、ピンクなどのはっきりした色、またはパステルカラーのほうがおすすめです。リストバンドはどうしても制作時にインク汚れがついてしまう可能性があり、薄い色だとこうした汚れが目立ちやすいためです。
蓄光タイプは「白」と「半透明」がよく光る
イベント利用に人気の蓄光タイプですが、よく光ることをご希望でしたら白と半透明のものがおすすめです。以下のサンプル写真をご覧いただくとわかる通り、ブルーやイエローなどの色付きのものと比べると、光り方にはだいぶ差が出てきます。
問題が起こりにくい加工方法は「シルク印刷」
文字やデザインに立体感の出るデボス加工、エンボス加工は人気の加工方法ですが、「問題が起こりにくい」という一点でのみおすすめするなら「シルク印刷」に軍配が上がります。シルク印刷は凹凸がないフラットな印刷で、複数色イラストや線の細さなど、リストバンドの中で最も細かい印刷が可能です。
シルク印刷による制作例
デボス・エンボス加工ではインクの入り方が勝負
デボス加工は色の混ざりに注意
デボス加工はデザイン部分を凹ませてインクを入れる加工方法です。彫刻刀で彫った絵にインクを入れるイメージをするとわかりやすいかもしれませんが、デボス加工では溝によって色と色の境目が発生します。そのため、デボス加工のリスクといえば、境目まで色がにじんだり、隣の色にインクが混ざってしまったりすることです。
デボス加工のリスクを抑えるなら文字は太めに!
デボス加工のリスクを最小限に抑えるならば、「赤や黒のようなはっきりした本体色で、文字は太めに、色入れは一色にする」デザインがベストです。
また、複数色を使用する場合は、色を離して配置すると色の混ざりを防ぎやすくなります。
以下の実例写真でも、くっきりとした仕上がりがご確認いただけるかと思います。
きれいに仕上がるデボス加工の例
色を離したデボス加工の例
エンボス加工は色のはみ出しに注意
エンボス加工はデザイン部分をふくらませる加工方法です。浮かび上がったデザイン部分に、ローラーでインクを塗るような作業工程で制作します。ぷっくりとボリューム感ある仕上がりが特徴ですが、細かいデザインだとインクがたまってデザインが潰れてしまうというリスクがあります。
エンボス加工では線を太めに、色入れ無しの検討も
エンボス加工はどうしてもインクのたまりやはみ出しが起こりやすいため、意識して線は太めにデザインしていただくのがベストです。
また、エンボス加工で細かいデザインをご希望の場合、色入れをなしにするという選択肢もおすすめです。
デザインそのまま、線の太さを少し変えるだけでも精度の高いデザインになる
ロケットリストバンドでは、お客様からお預かりしたデザインの再現性を大切にしています。
上述したようなリスクが大きいと判断した場合には、最小限のデザイン変更をご提案することもありますが、変更といっても、線を少し太くしたり、輪郭線を入れたりすることで解決することも多く、デザインそのものをがらりと変える必要はありません。
難しいと思われるデザインでも全力でサポートしますので、どうぞロケットリストバンドにご相談ください。